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広報誌:翔く市民レポート

2005.04.20発行 No.53

バックナンバー:No.51
 若者支援で活力のある社会をつくる!
若者の成長と自立を支えるしくみづくりが求められる
若者の成長と自立を支える
しくみづくりが求められる

 世代間の不公平感や、社会保障制度に対する不信感が大きくなっています。支払った掛け金があとで年金として受けとれるという実感が持てないことも制度の存続に大きく影を落としています。実際のところ、すでに給付が負担を上回っており、負担能力がある人を育ててこなかった政策の不備を指摘せざるを得ません。厳しい言い方をすれば、この社会は若者がニートになっていくのを放置する社会なのです。

 ニートの問題がマスコミで取り上げられるようになりました。ニートとは、15〜34歳までの未婚で、学校も行かず、就労も就職活動も職業訓練もしていない若い人のことです。フリーターは労働人口の中にカウントされますが、このニートは非労働力とされ、ここ数年急増しています。
 なぜこのような若者が増えているのでしょうか。原因は社会状況の色濃い反映と考えられます。日本は戦後長く「平等な社会」とされてきましたが、バブル崩壊後は資産格差の拡大と固定化が進んでいます。社会全体が目標を喪失した感がある中で、漠然とした将来不安と「努力しても仕方ない」という感覚が一気に広がっています。

冷え込む若年層の労働市場

 社会人一年生、あるいは最初の仕事からステップアップを図って転職する15〜24歳の年齢層での失業率は8%近くとなっており、他の年齢層と大きく差が開いています。雇用側にとり即戦力が期待できる中途採用が増え、学校を卒業しても就職できない、あるいは離職した後の転職先が定まらない若い人の比率が上昇しています。

就労を中心とした自立支援

 福祉国家の例としてよくあげられるスウェーデンは、人材を育てるのに多大なコストと手間をかけ、社会環境を整備してきました。社会保障制度はもちろん、人を育て人間の尊厳を大事にする施策に取り組んでおり、学ぶべき点が多くあります。日本でも今後は、最終的に困ったら生活保護という福祉のあり方ではなく、若者の就労支援、長期失業者の再就職支援、高齢者・障がい者の雇用と社会参加の促進、子育てに対する支援など、個人の自立を促す積極的福祉政策を、社会保障の中心に位置づけ直すことが必要です。

インターンシップと若者支援策

 若い人の会社選択の理由は「自分の能力・個性が生かせる」「仕事がおもしろい」「技術が覚えられる」など、自己実現志向がより強くなっています。彼らが職業能力を高め、適性に合う職業に就くためには、仕事を体験し職業意欲を持つことが大切です。
 その方策としてインターンシップが注目を集めています。一過性の職業選択に止まることが多いアルバイトに比べ、インターンシップでは、実際に作業などに携わり、仕事の難しさや要領など身をもって体験。学生の主体的な職業選択能力を育て、適応能力の確認や就職に対する意識を高揚する機会となることが期待されています。
 都立高校におけるインターンシップの実施は1日のところが多いのですが、最低2週間に延長するなど、職業に関する意識啓発やキャリアカウンセリングの普及が重要と思われます。
 また、就職の悩みなど気軽に相談・交流できるジョブカフェを若者の集まる繁華街につくるのも有効です。
 さらに、若者の心と性の相談窓口としての「ユースクリニック」の設置も、早急に進めていく必要があります。

●私たちは、堀之内敏恵さんを応援します

天笠啓祐(科学ジャーナリスト)

 いまの政治は、多くの市民が必要としていて、切実に求めているものに応えていません。それどころか利益にあぐらをかく既存の政治家には、それを正す能力がありません。生活感覚が豊かな、庶民の視線で考え、実行する女性議員が増えることで政治は確実に変わります。生活者ネットワークには、変える力があります。地方の政治を変え、日本の政治を変えていくために、必要とする人たちです。

映画監督
 井筒和幸
写真家
 星川ひろ子
北海道大学教授
 山口二郎
東洋大学教授
 森田明美


 
 市民力で安心の高齢社会
囲碁を楽しむ利用者
区内ふれあいの家で囲碁を楽しむ利用者

 私は、介護保険制度開始以来、地域のNPOによる訪問介護事業者として、仕事をしてきました。今、国では制度見直しが進められています。予想以上に増大する給付費を背景に、要支援・要介護度1を予防給付として新設することや、地域包括支援センターの設置などが示されています。
 家事援助サービスが十分な地域の検証もされず、著しく制限されようとしていることは大きな疑問です。介護予防に有効として、パワーリハビリといわれる筋力トレーニングが注目を浴びていますが、果たして何割の高齢者に有効なのでしょう。サービスを「量」から、個々の能力に合った「質」へと転換するとはいえ、これまでのサービスを受けることで、生活を維持してきている高齢者の現状を見極めなければなりません。
 多くの人が、自分の家で、最期を迎えたいと思っています。また、誰もが老いを迎えるのです。超高齢社会にむけて、安心して地域で暮らすための地域福祉の充実を、都や区に積極的に働きかけるとともに、制度の利用者・事業者・地域の担い手など、たくさんの人の参加で議論し、知恵を絞り、力を合わせることが何よりも重要と考えます。世代間の議論の架け橋として、堀之内敏恵さんに期待します。

NPOたすけあいワーカーズさざんか 西脇 世津子

都議会報告 副知事の不可解な「疑義あり」答弁

都議会議員 藤田愛子 2005年度第一回定例会での重大な問題は、予算編成権を持つ、最高責任者のひとりである浜渦副知事が、自ら提案した予算のうち、練馬にある社会福祉総合学院のあり方について「疑義がある」と答弁し、その解明のために百条委員会が都議会史上35年ぶりに設置されたことです。
 百条委員会というのは、地方議会の調査権を行使するために設けられた特別委員会のことで、「関係人の出頭及び証言並びに記録の提出を請求することができる」といった権限が定められており、要求資料はダンボール2箱に及ぶものでした。
 私も委員として初めての証人尋問を経験しました。普段の質問とは違い、事実を浮かび上がらせるための尋問で、なかなか緊張したものでした。副知事、総務・財務・福祉局長の4証人間の証言の食い違いがあり、今回の予算審議及び都民に不安を与えた責任は、ひとえに副知事の答弁に端を発した執行機関にあったということが明らかになりました。都民への説明責任を果たすため、百条委員会での審議は、徹底して行なわれなければならないと考えています。

都議会議員 藤田愛子

区議会報告 教育改革も参画と協働で

区議会議員 小松久子区議会議員 小松久子

 05年度の方針では教育に大きな力点が置かれ、地域運営学校や小中一貫教育がこの4月から区内で始まりました。区独自の教師養成機関「師範塾」開設の準備や基本条例づくりも進んでいますが、子どもの最善の利益の保障と、計画の早い段階からの情報公開、区民が参画し協働できるようなすすめ方としくみづくりについて質しました。

福祉移動サービス活動の制度化を

 高齢者や障がい者の自由な外出を保障するため、福祉タクシーなどの営業とは別に、ボランティアやNPOなどが車で送り迎えをする活動は、これまで法に抵触する「白タク」行為とみなされてきました。しかし04年に国のガイドラインができたことでこの活動が市民権を得、これを機会に区の支援体制としくみづくりを、と提案しました。


 
 ご案内

働く*育てる 市民力 『堀之内敏恵を都政へ送ろう!』

プログラム
第1部 
講演 「市民力!若い利からが明日の社会をつくる」
講師  樋口恵子さん
  評論家。「高齢社会をよくする女性の会」代表、東京家政大学名誉教授、 「高齢社会NGO連絡協議会」代表。内閣府男女協働参画会議議員など
第2部  応援メッセージと堀之内敏恵の決意
  若者バンドの演奏
日時 5月21日(土) 14:00〜16:00
場所 荻窪タウンセブン8階ホール参加費 500円
主催 堀之内敏恵と翔く市民の会
問い合わせ先

杉並・生活者ネットワーク  TEL 5377−5080

堀之内敏恵

カンパとボランティアの政治活動をしています。

 「堀之内敏恵と翔く市民の会」へのカンパは

郵便振替
 口座番号:00180-3-577716
 加入者名:杉並・生活者ネットワーク

堀之内敏恵と翔く市民の会に参加しませんか